宮古島リゾートガイド

2025年11月26日

宮古島の「公共交通機関」ICカード対応状況

宮古島:フナクスビーチ

近年、都市部ではSuicaやPASMOなどの交通系ICカードが広く普及し、公共交通機関の利用が非常に便利になりました。そのため、旅行先でもICカードが使えることを期待する方は多いでしょう。

この記事では、宮古島の公共交通機関におけるICカード対応状況について、最新情報をもとに詳しく解説します。宮古島旅行を計画している方は、ぜひ参考にしてください。

宮古島の公共交通機関でICカードは使える?

宮古島の主な公共交通機関は路線バスです。4社のバス会社が島内を運行していますが、2025年11月現在、交通系ICカードでの支払いには対応していません。都市部のように「ピッ」とタッチして乗り降りするスタイルは、まだ導入されていないのが実情です。

Suica、PASMO、ICOCA、Kitaca、TOICA、manaca、SUGOCA、nimoca、はやかけんといった全国相互利用可能な交通系ICカードのほか、nanaco、WAON、楽天Edyなどの電子マネーも非対応です。宮古島で路線バスを利用する際は、現金での支払いが基本となります。

宮古島の路線バス運賃は前払いと後払いの2種類

宮古島の路線バス運賃の精算方法は、大きく分けて2種類です。均一運賃の路線では乗車時に運賃箱へ料金を投入する前払い方式、距離に応じて運賃が変わる路線では乗車時に整理券を取って降車時に支払う後払い方式が採用されています。

多くのバス車両には両替機が設置されており、1,000円札や小銭の両替が可能です。ただし、高額紙幣(5,000円札、1万円札)には対応していないことが多いため、事前に1,000円札や小銭を用意しておきましょう。

運賃は、路線や距離によって異なります。短距離なら200円程度、長距離でも600円~800円程度が目安です。乗車前にバス停で路線番号と行き先を確認し、降車時には余裕をもって支払いの準備をしておくとスムーズに乗り降りできます。

現金いらず!一部路線で「タッチ決済」を導入

ICカードでバス運賃の支払いはできませんが、2025年3月から、宮古協栄バスと中央交通の一部路線で「タッチ決済」が導入されています。Visaをはじめ、JCBやAmerican Expressなど、主要な国際ブランドでの決済が可能。専用リーダーにかざすだけで支払いが完了するため、小銭を用意する手間が省けて大変便利です。

このサービスは宮古空港・下地島空港からのバス路線を中心に展開されています。タッチ決済対応のクレジットカードやスマホがあれば、キャッシュレスで手軽に島内を巡れるでしょう。

宮古島の路線バス、ICカードなしでも快適に

宮古島:イムギャーマリンガーデン

宮古島では、路線バスのキャッシュレス化が少しずつ進んでいます。交通系ICカードには非対応ですが、タッチ決済が利用できるのは観光客にとって大きなメリットです。現金とタッチ決済を使い分けながら、宮古島観光を心ゆくまで楽しんでみてはいかがでしょうか。